神奈川県横浜市のお客さまから「三菱製の高気密・高断熱住宅用全館空調システムが、ガス欠を含む不具合のためシステムを入れ替えたい」とのご依頼をいただきました。

こちらの住宅は「2×4（ツーバイフォー）工法」の建物で、在来工法に比べて高気密・高断熱であることが大きな特徴となっています。
施工の際には気密性や断熱性に影響が出ないよう配慮する必要があります。

また、1階天井裏はスペースが限られているため、新しい機器の配置やダクトの取り回しが難しい環境です。
事前に図面上で最適な配置や取り回しをシミュレーションしたうえで施工させていただきました。

 

元々はマルチタイプの全館空調システムでしたが、今回は単独の業務用エアコン2セットに入れ替えます。

1階の天井は養生した上で解体し、全館空調の室内機を取り外します。

小屋裏の全館空調の室内機も取り外すとともに、新しい業務用エアコンの配置を確認します。

エアコン内部にフロン類を閉じ込める「ポンプダウン」と呼ばれる作業を行ったあと、室外機を取り外してフロン類を回収します。

続いて、お客さまからご要望いただきました配管内の洗浄を行います。

配管洗浄で出た廃液を確認すると思ったより汚れていました。

いよいよ新しい業務用エアコンの取り付け作業です。室内機を設置してダクトを接続していきます。

室外機も設置して配管を接続したあと、冷媒配管の中に残った空気を専用のポンプで吸い出して真空状態にする「真空引き」を行います。
この作業を行わないと、エアコンの効きが悪くなったり、故障の原因になることもありますので、重要な作業です。

最後に業務用エアコンの試運転と風量の測定を行い、問題ないことを確認して作業完了です。

 

サニーシステムでは、全館空調の設置・交換工事をはじめ、各種空調設備の工事を承っております。
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