東京都あきる野市にある店舗に、昨年、天吊り型の加湿器を設置させていただき、1シーズンご使用されたので点検を兼ねて確認に伺いました。

1シーズンでどれほど汚れるのか？どんな問題点・注意点が出てくるのか？・・・使用環境で状態が異なることもあるので、末永く使っていただくためにも、最適なメンテナンスプランのご案内をしていきたいと考えていました。

この加湿器は水道水で加湿器内部の加湿エレメントを濡らし、そこに風を送り屋内の空気を循環させつつ加湿していくという仕組みになっています。

加湿量が多いことからカビの発生を心配していましたが、調査したところメンテナンスはエアフィルターのお掃除とシーズン後の加湿エレメントの確認だけで充分快適にご使用いただける状態でした。

お店に来店されるお客さまや従業員さんの健康への配慮が導入のきっかけだったこともあり、今後も安心してご利用いただけるように、継続してメンテナンスを行っていくことになりました。

メンテナンスについては、まず、加湿器に水道水を送る給水パイプの途中にある「給水ストレーナー」を確認します。
この手のストレーナーは給湯器の工事にしても施工直後以外では汚れることは滅多にありませんので、とてもキレイな状態でした。

次に空気を循環させるファンの吸い込み側にあるエアフィルターを確認。エアフィルターにはそれなりにホコリがついていました。
ホコリが溜まると加湿器の風量が低下し、屋内を循環する空気の量が減ってしまいますので、シーズン前と年末の2回お掃除をすれば、快適にお使いいただけます。

続いて、加湿エレメントを確認します。
運転中は常に濡れている部分で、カビやニオイがあるかもしれないと心配していましたが、加湿運転終了後に毎回送風で乾かす設定にしているからか、カルキ？（浄水器に付着する物によく似ています）のようなものが付いている程度で、カビの発生もなく安心しました。

最後に排水のホースやドレンパンを確認して状況確認終了です。
来店される皆さまや従業員の方々に、心地よくいつまでもご利用いただけるよう、今後もしっかりメンテナンスにお伺いします。