埼玉県川越市のお客さまから「天井裏に設置されている全館空調システムのエアコンを交換してほしい」とのご依頼をいただきました。

全館空調システムのエアコン交換にあたって、24時間換気システムやダクト、モーターダンパー（風量を調節する機械）は既存の設備を流用し、エアコンのみを新しいものに接続し直します。

お客様の住宅は、暖炉や地中熱を利用されているほか、住宅ではなかなか見かけない「ホイスト」まで設置されている特徴的な建物でした。

今回の施工にあたり、お客さまのご厚意でホイストを使用させていただき、機器の搬出・搬入をスムーズに行うことができました。ご協力いただき、誠にありがとうございました！

5馬力のパッケージエアコンが設置されています。

システムのフロン類を回収し、さらに室外機内のフロン類も全て回収します。

室内機を取り外します。
流用する部品もありますので注意しつつ慎重にバラしていきます。

室内機の搬出と搬入に「ホイスト」を使わせていただきました。
室内機はとても大きく重たいものですので、とても助かりました。

室内機を設置します。

板金屋さんに特注で製作していただいた吸込ダクト接続チャンバーを設置します。

リモコンは更新し、モーターダンパースイッチは既存のままご使用いただきます。

既存のモーターダンパーを流用するために特注チャンバーとトランスを設置します。

室外機を設置し、真空引き（エアコンの配管内部を真空にする作業）をして動作確認を行います。

風量を測定します。
本来であれば機器交換前に風量を測定し、交換による風量差が無いかの確認をしたいところですが、交換前の製品が動かなかったため、充分に冷房・暖房が効く風量が確保されていて異音が無ければ動作確認OKということにさせていただいています。