東京都港区の住宅にお住まいの方から、ナショナル製の高気密・高断熱住宅用システムマルチエアコンから一般的なマルチエアコンへ交換する工事をご依頼いただきました。
高気密・高断熱住宅用エアコンは、それほど大きな能力ではない室外機で複数の小さな能力の室内機が使えるという高気密・高断熱住宅に特化した機器でした。しかし、現在では本体・部品とも生産が終了しているため、交換や修理ができずエアコンが使えなくなる住宅が増えています。
また、現行のマルチエアコンに交換する場合でも、高気密・高断熱住宅用エアコンは室外機から屋内の天井裏などに設置されている分岐ユニットまで1本の配管でつながっており、分岐ユニットから複数のエアコン室内機に配管が接続されているため、天井や壁などに配管と配線の新設工事が必要になります。
今回の工事では、3台マルチエアコン2セット(室外機2台、分岐ユニット2台、室内機6台)の状態から、4台マルチエアコン1セット+将来的に設置を見込んで先行配管1セットに変更しました。
まずは点検口を設置して既存の配管経路で5本の配管が通過できるか事前に確認します。
予定本数の配管が通過することを確認できたので、壁を開口します。
室外機も分岐ユニットも2セット付いています。
エアコン内部に冷媒ガスを閉じ込める「ポンプダウン」を行い、室外機を取り外します。
配管を2セット抜き、新たに5セット配管していきます。
既存マルチエアコンの室内機を交換していきます。
かなり施工難易度の高い工事でしたが、将来エアコンを追加する際にも対応しやすい状態にすることができました。
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