東京都八王子市のお客さまから「ナショナル製（パナソニック製）の高気密・高断熱住宅用全館空調システムが不調のため、一般的なエアコンを導入したものの、やはり温度差のない全館空調を復活させたい」というご依頼をいただきました。

今回のお客さまの住宅は、天草ハウジングさんの「SVENSKA HUS」という2×4（ツーバイフォー）工法の建物で、吹きつけのウレタンなど、かなり気密性・断熱性のある建物です。

全館空調システムの入れ替え工事にあたっては、24時間換気機器とエアコン機器をそれぞれ気密性・断熱性に影響が出ないよう、配慮して設置する必要があります。このため施工前に既存のダクト図面を拝見させていただき、どのように機械を収めるかを図面上で計画して工事を行います。

既存の機器は24時間換気とエアコンが一体化された機器で、1・2階にそれぞれ設置されています。

天井や壁の解体と同時に既存の全館空調システムの機器を取り外します。

換気扇とエアコン機器を設置し、ダクト工事を行います。

コントローラーも入れ替えとなるので、リモコン線とスイッチの配線をします。

換気扇の機器の下に天井点検口を設置します。エアコン用は既存の点検口に歪みが少なかったので再利用、小屋裏の壁は作業用の開口を点検口として残します。

機械の動作確認と温度や風量の測定を行って作業完了です！