東京都西多摩郡瑞穂町のお客さまから「温水床暖房が使えるようにしてほしい」とのご依頼をいただきました。

既存の設備は1階が3系統、2階が2系統の温水式床暖房システムで、熱源は灯油ボイラーでした。

ボイラーの不具合でお湯を作れなくなっており、それ以前から2階の系統に漏水があり、1階でしか使えない状態になっていたそうです。

ボイラーの交換に併せ、2階も使えるようにしたいとのご要望でした。

今回の交換後の機種には、長府製作所製ボイラー「DBF-1510RG」、ヘッダーボックス（温水を各部屋の床に送り出すための装置）を「HDB-80」とした構成をご提案させていただきました。

 

まずは2階の系統の漏水箇所を確認します。
床下や配管の立ち上がり部分に漏れた形跡はありませんでしたが、屋外の熱動弁から漏れていることがわかりました。

その他にも漏れている箇所がないか、水圧試験を行って確認します。

その他に漏れがないことを確認できましたので、機器を入れ替えていきます。
ヘッダーボックスは新しい機器で組みなおして、熱動弁もすべて交換します。

既設の配管は、現在主流となっている架橋ポリエチレン管ではなかったため、切断して再加工ではなく、すべて延長して接続します。

既設配管が傷まないように注意しつつ、ヘッダーボックス内に綺麗に収まるように熱動弁の配線もやり直します。

ボイラーも新しい機器に入れ替えて、ヘッダーボックスと接続します。

最後に試運転でボイラーの燃焼と熱動弁の動作確認、床面の温度を測定し、作業完了です。

 

サニーシステムでは、床暖房工事をはじめ、各種住宅設備の工事を承っております。
床暖房工事のご依頼・ご相談はサニーシステムまでお気軽にご相談ください。